2010年7月28日水曜日

Test Rideの巻 (Specialized Tarmac SL3 vs Trek Madone6.9)

この週末を利用して、Trek Madone6.9(2010)とSpecialized Tarmac SL3(2010)の試乗をしてきました。フィーリングの違いや私自身のインプレについて書いてみます。ただ、あくまでも私の私見ですし、ホイールが変わると、また、ずいぶん変わった印象になったかもしれません。


◆Specialized  S-Works Tarmac SL3(Di2仕様)

パロアルトのMIKE'S BIKESでSL3/Di2仕様を試乗してきました。約30分程度、ページミルロードで乗り込んでみました。(ホイールは、ボンドレガーレースライトだったかな?)

まず、最初の印象が、「かっこいい」。スペシャレッドのマシンには、以前から憧れてはいたが、カラーリングといい、フォルムといい、まさに至福の一台。所有欲をくすぐられるマシンである。

そして、走り出してみて、最初の印象は、何はともあれ「軽い!」
踏んでいるのか踏んでいないのか気がつかないうちに、するすると加速していく。正直、これには、かなり面を食らった。「これが、同じ自転車か!?」と言ったところ。今まで、ロードマシンは1台しか乗っていないので、あまりの違いに愕然。よく使われる言葉だが、「ギアが数枚変わる」とは、まさに、このこと。

そして、もう一つ感じたのが、思った以上に「硬い」。

更に、正直に告白すれば、「私の脚では踏み切れない」が本音。
きれいに回していけば、平地でも坂道でも素晴らしい加速が体感できる。まさに異次元体験。ただ、コツをつかめなかったというか、自分の走りのイメージとマッチしない感じ。

今まで乗っていたバイクが、HARPのアルミ+カーボンバック(安売り3万円)と、キシリウム(スポークテンションはガチガチの新やさんチューン全日本チャンプ仕様)の組み合わせだったので、どちらかといえば、路面をグリグリと蹴るような、そう、単気筒のレトロエンジン的な乗り方。ところが、そんな乗り方をしても、彼には全く通じない様子。そう、応えてもらえないのです。。。 私の貧弱な脚とテクニックでは、とても彼の真価を発揮できそうにないと感じてしまう。

そして、「硬い」といえば、もう一つの意味で、路面の振動吸収性。これは、SL3だけでなく、翌日に乗ったMadone6.9でも同様に感じたことだが、このレベルの高剛性マシンにしては、素晴らしいというか十分なレベルなのであろうが、正直に書くと値段の割には「たいしたことない」。たしかに、ホイールでかなり変わる要素ではあるし、メーカの求める方向性が、「そういうもの」なのかもしれない。乗り心地に関しては、SL3にしろMadone6にしろ、今まで乗っていた総額15万円ロードと、「大差はない」というのが素直な感想。

実は、この乗り心地に関しては、一台、自分中で基準となるマシンがある。それは、Time VXRS。(2004年だったかな?)新やさんのお店で、Time とLookの試乗会があり、一日かけて色々なマシンを乗り比べたことがあったのだが、乗り心地に関してはVXRSが飛びぬけていた。と言うか、方向性が違う?と言った印象。サイズが小さ過ぎたため、その他のインプレは置いておくが、路面の振動吸収性は異次元の感覚。まるでサスペンション付のマシンかと錯覚させられたのを、今でも強烈に覚えている。段差が段差でなくなり、路面のロードノイズはきれいさっぱりいなくなり、まさに究極の快適性。今は、まだ、速さを追い求めたいが、もう少し歳をとって、経済的に許されるのであれば、将来、是非、乗ってみたいバイクである。

まとめると、SL3の、そのスタイルや性能は、まさに究極の一台なのだが、結局のところ、「自分の走りと合わない」と、哀しくも感じてしまった私であった。自分の頭の中で膨れ上がったSL3への妄想は見事に打ち砕かれてしまった。このマシンの購入に、かなり心が傾いていていただけに、かなりのショック。ガ~ん。

おまけで、Di2のインプレ。実は私、Di2が欲しくて欲しくてしょうがなかった。NEWマシンを購入後、Di2貯金をしようかと計画していたくらい(単なるメカ好き・・・)。MadoneもDi2対応になっていたことが、購入のきっかけになったのも確か。そんな、Di2と、ついにご対面。乗ってみると、ほんとうにマウスクリックの操作性。今まで105しか経験のない自分には、これまた異次元体験。ただ、これも、「値段には釣り合わないかな?」が、本音(興ざめ)。まあ、完全ワイヤレスになったら、また、考えようかな。


◆Trek Madone6.9

Summit Bicycles主催の試乗会が、日曜日にカナダ・ロードでありました。朝一でのり込み(試乗、一番のりでした)、じっくりと2時間半ほど試乗してきました。

マシンは、Trek MadoneシリーズとCervelo R3などがあったので、迷わず、Madone6.9をチョイス。ホイールは、先日のSL3と同じ、ボンドレガーレースライト(だと思う)。

私の身長を店員に言うと、56のサイズを選んでくれ、その後、入念なポジション出し。(膝に糸までたらして、ほぼ、完璧なポジション出し)。普段のマシンと比べると、シートがかなり前寄りで低いと感じるポジションであったが、ちゃんと出すと、どうやら、これくらいが良い様子。何時間くらい乗っていいのかと聞くと、「キングスマウンテンでも登ってくれば」などと言ってくれるので、遠慮なく、Old La Hondaに向けて出発。今回は、Edge 500も装着してデータ取りもばっちり。実は、OLHでのタイムアタックも一つの指標。さあ、このマシンでタイムは縮まるのか!?

CanadaRdをゆっくりと走り出すと、やっぱり、このマシンも軽い!

最初の緩い勾配も、体が温まっていないにも関わらず、進んでいく。SL3に比べると、踏み心地は、こちらのほうが、多少、ある感じ。

路面からの振動吸収は、SL3と似たり寄ったりか?若干、Madoneのほうが良い気もするが、まあ、「大差はなし」と言ったところ。

しかし、やはり、こいつも最新のフラッグシップバイク、例に漏れず、「硬い!」
「Madoneよ、お前もか!?」などと、心の中で叫びつつも、15分も走ると慣れてきたせいか、気がつけば、結構、いいペース。こいつの走り方が、なんとなくだが掴めてきたような。。。

しかし、正直なところ、早いのか/遅いのか? いいのか/悪いのか? 今までのマシンとの、あまりの違いと踏み応えの無さに何とも言えない感じ。あっという間に、Canada Rdは終わってしまい、ポタリングタイム。

う~ん。。。良く言えば、「知らぬうち加速しており、気がついたら、すごいスピードでしたぁ~」みたいな、よく聞くインプレそのものだが、悪く言えば、「踏んでも応えてくれない(加速はしているのだろうが、踏み応えがない)、面白くないバイク」と言ったところであろうか。どうやら、私自身が、最近の最新バイクに適合できない(好みがあわない?)ようである。新やチューンのキシリウムに、長年、乗り続けた呪縛・呪いか?、私はグラファイトデザインにしか乗れない体になってしまったのか!(http://www.cyclestyle.net/impression/vol_46.html

そんなことを、思いつつも、OLHに到着。シューズのダイヤルを回して、タイムトライアルモードに縛り上げ。さあ、スタート!

スタートしてすぐに、クラブのツーリングらしき一段に遭遇。かなりの人数だが、えっちらおっちら、かわしながら抜いていく。あいかわらず、進ませている感じは、イマイチ掴めないものの、そう悪くないペース。10~15マイルをなんとかキープしながら進む。やっとわかってきたが、この違和感は、どうやらリズムが合っていない様子。ひとこぎに対して、自分が思っている以上に加速して進んでいるので、完全にリズムが合っていない感じ。要は「踏みすぎ」ってこと?などと考えつつ、淡々と進む。

中盤、10マイル維持は厳しくなってきたが、踏み込まないように意識しつつ、斜度の緩いところでスピードを稼ぐ。それにしても、この軽さは助かる。なんとなく、こいつの走らせ方がわかってきた(やっと、意思疎通が出来てきた)感じ。とは言え、やっぱり、こいつのリズムにはなかなか着いていけてない。自分がワンテンポ遅れている。でも、マシンは勝手に進んでくれている。

中盤の厳しい個所を抜けて、最期のラストスパート。「あれっ?」思ったより脚が残っている。これも軽さの恩恵か!?最期のスプリントをかまして、時計を押すと、なんと約2分弱の記録更新!20分40秒!ただ、途中、5マイル以下のオートポーズが効いていたので、恐らくギリギリの20分台後半といったところか(正確さにかけるので非公式記録)。とはいえ、記録更新は確実。う~ん、これが機材の力か!? やばい、はまりそう。

その後、84号を下って戻ろうかと思ったが、ゆっくり登ったときの感触を確かめたくなり、そのまま真っすぐ行くことに。気がつけばアウターのまま登り続けている(後で聞いたら、やっぱりコンパクトでした)。ゆっくり走る分にはインナーいらないかも?などと思いつつも、若干、膝に違和感が出てきだしたので、急いでインナーに落とす。やはり、調子に乗るのはイケマセン。とは言え、あんまり、ゆっくり走って気持ちいいバイクではなありませんね。

その後、キングスマウンテンを全開で下る。正直、ブレーキのタッチ&効きもイマイチ。(これは整備の問題か?)それと、たまに、フロントブレーキにビビりが出たが、まあ、乱暴にかけなければ問題ない範囲。コーナリング性能も、「こんなもんなの?」と言った感じ。なんだか気持ちよく曲がれない。ただ、パフォーマンスフィットのハンドル高すぎ(or シートが低すぎ、フレーム大きい?)だし、軽すぎてリズムがつかめないのも確か。慣れてくれば、印象は変わるかも。正直、値段の割にはたいしたことはないというのが本音。ただ、ポジションの問題が大きいので、なんとも言えないかな。
その後、Canada Rdをお約束のTT走り。悪くはないが、やはり、リズムが合わない。時間を見ると、すでに11時近く。きっちり2時間半、乗ってしまいました。

その後、店員の兄ちゃんとカセットやクランク長などを確かめ、「ホワイト・イエロー・ブラックの56サイズの在庫があるか?」と聞いたら、すぐに調べてくれて、「ある」との返事。う~ん、決まったかな。

今回の新車購入のテーマは、「速く走れるバイク)」and「そこそこの快適性(膝にこないバイク)」。
バイクは、やはり、「乗るもの」。「乗せられる」のは嫌だ。今はリズムが合わないかもしれないが、「合わぬなら、合わせてみせよう(乗りこなしてみせよう)Madone6!」

それと、この週末、Demo Bikeの売り出しがあるようです。2010Madone5.2が40%OFF。$2,000ちょいかぁ。通勤用に欲しい!というか、冷静に考えれば、こっちでも十分なのかも。


Summit Bicycles













おまけ
昼過ぎからは、子供達と約束していた、フォスターシティー一周ツーリング。名付けて、Tour of Foster City。一周、ちょうど20kmくらい。まあ、2,3年生の彼女達にはちょうど良い距離でした。